ライトファンから見たアーセナル

素人が偉そうにアーセナルの戦術を語ります

ワトフォード戦マッチレビュー

9月29日のワトフォード戦のアーセナルのスターティングイレブンは


ラカゼット

オーバメヤン ラムジー エジル

ジャカ トレイラ

モンレアル ホールディング ムスタフィ ベジェリン

チェフ


の4231でした。前節のエヴァートン戦で負傷したソクラティスは大事をとって外れましたが、それ以外は契約延長交渉が決裂したと報じられたラムジーを含め前節と同じメンバーでした。


 試合は、ボールを持つアーセナルとカウンターを仕掛けるワトフォードという展開で、アーセナルはファイナルサード前あたりまではボールを運べるものの、そこからはワトフォードのブロックを崩すことができず、逆にボールを奪われてからのカウンターで苦しめられました。しかも前半終了間際にはチェフが怪我をしてレノと交代してしまいました。後半になっても展開は変わらず、徐々にワトフォードペースになっていったように思います。アーセナルは、ラムジーに代えてイウォビを投入するも流れを変えられず、立て続けにピンチを迎えましたが、レノの適切な判断などでピンチを切り抜けます。そして、オーバメヤンに代えてウェルベックを投入すると、80分過ぎにベジェリンからのパスを受けたイウォビが右サイドゴールに走り込んだラカゼットにグラウンダーのクロスを放つと、ボールがラカゼットを潰した相手ディフェンダーに当たってオウンゴールとなり、アーセナルが先制しました。そして、その直後、ウェルベックが高い位置でボールを奪うと、ラカゼット、イウォビ、ラカゼットとつなぎ、ゴール右側を抜け出したラカゼットが中央に走り込んだエジルにパス、エジルが合わせてゴールを決めました。そして、ワトフォードの選手の足が止まり、2-0でアーセナルが勝ちました。


 この試合、急遽途中出場したレノは、セットプレーからの決定機を素早く反応して防いだほか、一対一でもコースを塞いでゴールを許さず、好プレイを見せました。

 また、エジルは、前半は存在感が薄かったものの、ラムジーが交代して10番ロールに入ると、動きが良くなり、勝負を決定づける2点目を決めました。また、ディフェンスにおいても昨年以上の守備意識を見せていたと思います。

 そして、怪我のソクラティスに代わってスタメン出場したホールディングは、スピードこそ若干物足りないものの、それを補う落ち着いたプレイで対処したほか、ビルドアップの場面では相手プレスをかわすなど、まずまずのプレイでした。

 一方、渦中のラムジーは試合においてほとんど消えていたほか、ボールに触っても効果的なプレイができず、おそらく今シーズンで最も低いパフォーマンスでした。契約延長交渉決裂の報道がメンタル面で大きく影響したのかもしれません。

 また、オーバメヤンも左ワイドで何もできませんでした。オーバメヤンが左ワイドに適性があるとは思えず、エメリ監督には早急に解決策を見つけて欲しいです。



各選手のレーティングですが

 

ラカゼット 6

オーバメヤン 5

ラムジー 5

エジル 7

ジャカ 5

トレイラ 6

モンレアル 5

ホールディング 6

ムスタフィ 5

ベジェリン 6

チェフ 6


レノ 7

イウォビ 6

ウェルベック 6



 前節に引き続き試合内容は良くなかったもののクリーンシートで勝ちました。ニ試合続けてこういう試合ができたということからすれば、前節、今節の勝負強さは単なる幸運ではないと思います。

 ラムジーですが、エメリ監督は契約のことは選手選考に関係ないと話していますが、メンタル面に悪影響が出ているとすれば、ラムジーがプレミアリーグのスタメンを外され、ヨーロッパリーグや国内カップ戦要員に回される可能性もありそうです。ちょうど、10月4日のカラバフ戦には、ミキタリアンが安全上の理由から出場しないみたいですし、ラムジーをヨーロッパリーグに回すかどうか、エメリ監督の采配に注目です。

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