ライトファンから見たアーセナル

素人が偉そうにアーセナルの戦術を語ります

ラムジー退団報道とワトフォード戦予想ラインナップ

 ラムジーとの契約延長交渉が打ち切られたと報道されました。いったいいくらの給与で交渉していたのか真相は分かりませんが、私としてはミキタリアン以上の週給はあり得ないと考えていたので、仮にラムジー側が週給17万ポンド以上の給与を求めて譲りそうもない状態だったのだとしたらアーセナルが交渉を打ち切ったのは正しい判断だと思います。そもそもアーセナルには、ラムジーと同じ10番ロールを最も得意とするエジル、ミキタリアンがいるばかりか、現状はポジションが被ってしまうことからミキタリアンをサブに落とさざるを得ない状況です。そのような状況下で、ラムジーに能力に見合わない破格の給与を支払う必要性は全くありません。


 エメリ監督は、現在、ラムジーをスタメンにしてミキタリアンをサブにしていますが、ラムジーとの延長交渉が打ち切られたというのが本当であれば、来年度チームにいてくれなくては困るミキタリアンを直ちにスタメンに戻し、来年度チームにいない可能性がより高まったラムジーをスタメンから外す決断をすべきです。


 それにしても、まだ未熟な頃のラムジーを将来を見越して使い続け、ようやくスタメンとして十分なレベルまで成長したところでフリーで放出しなければならないとは、なんとも間が抜けているとしか言いようがありません。

 また、昨年度、エジルが契約延長せずに契約最終年に突入したにもかかわらず、アーセナルがエジルを売却せずに起用し続け、週給35万ポンドともいわれるおよそ能力に見合わない破格の給与で契約延長したことは完全に失敗だったとしか思えません。これがラムジーの交渉にも影響していると思わざるを得ないところ、このように他の選手の給与の交渉基準とされてしまうことは当然予想されましたし、延長交渉のやり方までマネされてしまっています。しかも、当のエジルは低パフォーマンスで、エジルに週給35万ポンドもの給与を払うクラブがほかにあるとも思えず、エジルが減給を受け入れて移籍をしない限り、売却すらできません。当時誰が契約交渉の実質的な決定権を持っていたかは分かりませんが、その責任は重いと言わざるを得ません。

 なお、契約延長せずに最終年に突入して、大幅な給与アップで契約延長に合意した選手として、エジルの前に、ウォルコットが思い出されます。そして、曖昧な記憶ですが、ウォルコットは、2012-2013シーズンの契約延長交渉中は、素晴らしいプレイをしたものの、大幅アップの給与で契約延長した途端にパフォーマンスが下がったような覚えです。そのため、給与額で揉めて、給与の大幅アップと引き換えに残留した選手には良いイメージがありません。

 ヴェンゲル、ガジディスがいなくなった今後は、適性給与額を提示しても延長しない場合には最終年前に速やかに売却するというフットボールクラブにとって極めて基本的なことをアーセナルには徹底して欲しいです。


 ワトフォード戦の予想スターティングラインナップですが、

ラカゼット

オーバメヤン ラムジー エジル

ジャカ トレイラ

モンレアル ソクラティス ムスタフィ ベジェリン

チェフ

と予想します。渦中のラムジーですが、ミキタリアンが水曜日のカラバオカップに先発し75分までプレイしているため、ラムジーが依然スタメンになると予想します。

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