ライトファンから見たアーセナル

素人が偉そうにアーセナルの戦術を語ります

ファンとしてのモラル

 2019/10/27のクリスタルパレス戦では、61'にジャカがサカと交代になりました。その際、一部のファンがジャカにブーイングをし、それに怒ったと思われるジャカが耳に手を当て何を言ってるのかというポーズをした後、ユニホームを脱ぎ捨てながらベンチではなくドレッシングルームの方へ去って行きました。

 ジャカはビルドアップした状態で、ミドルサードからオフェンシブサードのライン間にいる味方選手に速い縦パスでボールを送り込むのを得意としている選手で、速攻を狙う最近のアーセナルのプレイスタイルに馴染めておらず、十分なパフォーマンスを発揮できていませんでした。とはいえ、そこまで酷いパフォーマンスというわけではなかったものの、一部のファンは、ジャカを責めるべきではないことまでもジャカを批判するなど、常軌を逸している状況でした。

 そんな中、今回の件が起こりました。今回の試合でジャカは特段パフォーマンスが低かったわけではなく、彼は彼なりに闘っていたと思います。そんな中でジャカにブーイングをした人らは一体何がしたいのでしょうか。味方選手にブーイングすることで選手やチームのパフォーマンスが上がるでしょうか。普通に考えれば下がるだけです。しかも、これらの一部のファンの行為はアーセナルのブランドをも傷つけています。現在、アーセナルは斜陽のクラブであり、建て直しを図っている最中です。にもかかわらず、一部とはいえ、ファンがこのようなことをすれば、有望な選手がアーセナルというチームに来ることを躊躇しかねません。ブーイングした一部のファンは、その行為が選手やチームのパフォーマンスを下げるだけで、アーセナルのブランドをも傷つけていることを自覚すべきです。そして、そういったブーイングを面白おかしく騒ぎ立て、そういった一部のファンを助長する人も同じだと思います。本当にアーセナルを応援し、サポートしたいのであればパフォーマンスを理由とした味方選手へのブーイングなどということはすべきではないですし、そのような行為を許すべきではありません。

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