ライトファンから見たアーセナル

素人が偉そうにアーセナルの戦術を語ります

8月18日 対チェルシー戦 レビュー

スタメンは


オバメヤン

イウォビ エジル ミキタリアン

ジャカ ゲンドゥージ

モンレアル パパ ムスタフィ ベジェリン

チェフ


の4231でした。


 スタメンで予想と違ったのは、イウォビ、ジャカ(怪我復帰のモンレアルは除外。)。ジャカはともかく、ラムジーを外してイウォビは予想外でした。

 イウォビを起用したというのは、個人のポジション適性よりも序列を重視していたベンゲルとは違う合理的な選択で好印象です。もっとも、個人的には、トップ下は、エジルを外してラムジーの方が結果が出ると思ってます。とはいえ、ラムジーは契約延長しておらず、来年以降のことを考えると、現時点ではラムジーを中心に据えるというのもリスクがあり、ラムジーではなくエジルを起用したことに不満はありません。ジャカについては、その能力への信頼というよりかは、ベンゲル体制下の不動のレギュラーを十分にチャンスを与えずにレギュラーから外して、ベンゲル体制下の主要メンバーの反発を招くのを避けたいという判断でしょう。

 試合内容ですが、序盤チェルシーのハイプレスに苦しみ、2失点。その後、チェルシーが省エネモードに入ってプレスが緩んだところで2点返して同点となったものの、後半は本気モードのチェルシーのハイプレスに押し込められてほとんど前に進むこともできないなか 、アザールに右サイドを崩されて失点し、試合終了でした。

 ビルドアップに関し、ジャカは前節に続きこの試合でもほとんど存在感を示すことはできずに前半でトレイラと交代でした。ジャカは相手をかわすことができない上、判断が遅いのか余裕がないといいパスがほとんど出せないので、ハイプレス全盛期のプレミアリーグのボランチは合わないように思います。それにしても、いくら後方から組み立てるといっても、ここまで前線に人数を配置してハイプレスをしてくる相手であれば、ロングボールを蹴って、競ってこぼれたところを拾って一気に攻撃するパターンもオプションに持っていないと厳しいと思います。負けたことは全然気にしてませんが、その点はエメリには早急に改善策を講じて欲しいものです。

 また、攻撃に関しては、トップ下に入ったエジルはほとんどボールに触ることができずにラムジーと交代でした。エジルについては何もできなかったので当然評価できませんが、この試合ではいつものようにペナルティエリアの外を漂うだけではなく、自身もペナルティエリア内に入っていく姿勢が普段より見えたような気がしました。エジルに限らず、サイドからボールが入ってくるときにはそれぞれがエリア内に入るということがベンゲル時代よりも徹底されており、当然の動きと思いますが、顕著に改善された点でしょう。

 守備については、ベジェリンの右サイドが何度も攻略されました。ベジェリンに限らず、アーセナルのディフェンス陣は全体的に釣られる動きが多い印象であり、対人守備ではなく組織的な攻撃に対する守備戦術をもう少し磨いて欲しいところです。


 各選手の評価は


オバメヤン 5.0

イウォビ 5.5

エジル 4.5

ミキタリアン 5.5

ジャカ 4.5

ゲンドゥージ 6.0

モンレアル 5.5

パパ 5.0

ムスタフィ 5.5

ベジェリン 5.0

チェフ 5.5


トレイラ 5.0

ラムジー 5.5

ラカゼット 5.0


 エメリは、前節全く駄目であったジャカにもう一度チャンスを与えるような配慮を持ちつつも、接戦の展開でエジルだろうとパフォーマンスが低い者は途中交代させる決断力を持っており、現在のところ、ベンゲル時代から混乱なく改革を果たすのに適した監督だと思います。次の試合ではどの選手を選ぶのか非常に楽しみです。

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