スポルティング戦 マッチレビュー
既に一週間以上経過してしまいましたが、11月8日のスポルティング戦のスターティングイレブンは
ウェルベック スミスロウ
イウォビ ミキタリアン
グエンドゥージ ラムジー
ジェンキンソン ホールディング ソクラティス リヒトシュタイナー
チェフ
で、フォーメーションは442でした。
試合は、速やかにゴール前に守備ブロックを敷くスポルティングとそれを崩す機会をうかがってボールを回すアーセナルという展開で進みます。前半20分過ぎにウェルベックが怪我でオーバメヤンと交代してからも展開は変わらず、0-0で前半が終了します。後半になると、ジェンキンソンに代えて左バックに本職のコラシナツを投入して攻勢を強め、さらにはエンケティアを投入しようとしますが、その直前にリヒトシュタイナーが怪我をして急遽ナイルズが代わって入ります。そして、試合の流れが変わることなく、0-0で試合終了となりました。
この試合はブロックを敷いて守備を固めるスポルティングに対し、パスを回してチャンスをうかがうものの、結局ほとんど相手を崩すことができないまま終わってしまったという試合内容でした。とにかく見どころが少なく、見るたびに眠くなってしまう試合でした。もちろん、ほかのビッグクラブも引いた相手を崩すのには苦労していますが、アーセナルは特にそれが顕著だと思います。その原因はまずはドリブラー不足、次に前線の高さ不足だと私は思います。どちらかだけでもいいので補強して欲しいところです。
選手のパフォーマンスですが、グエンドゥージが積極的にパスを捌いており、良いパフォーマンスを見せていました。
また、ラムジーは今シーズン公式戦では初めてセントラルミッドフィルダーに入りましたが、まずまずのパフォーマンスでした。昨シーズンほど高い位置に留まり続けるということがなかったので、昨シーズンの上がり過ぎだという批判はやはりラムジーではなくヴェンゲル監督に向けられるべきでしょう。まあ、ラムジーは、来シーズンはアーセナルにいないようなので今更どうでもいい感じに私もなっていますが。
各選手のレーティングは
ウェルベック 採点なし
スミスロウ 4
イウォビ 6
ミキタリアン 5
グエンドゥージ 6
ラムジー 6
ジェンキンソン 5
ホールディング 6
ソクラティス 6
リヒトシュタイナー 5
チェフ 5
オーバメヤン 5
コラシナツ 6
ナイルズ 採点なし
この試合でウェルベックが重症を負ってしまいました。ウェルベックのことは可哀想に思いますが、これで契約延長はほぼなくなったと見るべきでしょう。これがウェルベックのアーセナルでのラストゲームになる可能性すらあります。ウェルベックは、アーセナルに来てから度重なる怪我で苦しめられており、ウェルベックにとってもアーセナルにとっても残念だったと思います。ウェルベックを失った現在、アーセナルの前線は、高さ、パワーのオプションを欠いており、ドリブルの得意な選手の少ないアーセナルにとって今回のスポルティングのような引きこもる相手に対しては今後これまで以上に苦戦することになりそうです。